母親の人格を理解してきた2歳5ヶ月(前置きが長い)

前回の投稿「お盆休みお疲れ様でした」では、戦う乳幼児のママさんや子どもが大きくなったママさん達からたくさんの共感や励ましのコメントを頂きました。(インスタの方に。)
インスタのコメントではいつもパワーをもらっているのですが、あの投稿のコメント欄は特に特に、怪獣2歳児と過ごす猛暑と、それによる体調不良、仕事や夫婦の役割分担で滅入っていた私に力をくれました。
中でもこのコメント。
お疲れ様でした!(略)
2歳の時の記憶は、ほぼ確実になくなってる18年後。夏祭りに彼氏といくちぱちゃんに浴衣を着せながらこの記録を一緒に見て楽しもうね。ヨシヨシよく頑張ったね。
↑引用文を打ちながら、また泣けます・・・。
読んだ瞬間から涙が溢れました。何度読んでも泣けます。なぜ泣けるのか、うまく説明できないのですが。
このコメントを読んだ瞬間に、自分の視界が18歳頃に戻ったのです。
そこは実家の畳の部屋で、私は機嫌よく、姉のおさがりの紺色の浴衣を肩からかけています。
母親がうしろで「暑い!なんでもっと早くクーラー入れとかんのかね!着付けの本どこやったん!めんどくさーい。普通の服で行けばええのに。」とぶつくさ言いながら、怒りに任せ黄色い帯をギュッギュッとわたしに巻きつけます。
そんな母の小言は全くどうでもいいし、BGMとすら思っていません。
早く、早く、早くしてよね♪
彼はなんというだろう。わたしの浴衣を見て。
はじめてのお団子頭を、褒めてくれるかな。
おくれ毛がいっぱいでてて、いやだなぁ。
もっとかわいく結びたいのに。
早く、早く、早くしてよねー♪
と、髪型を気にしながら浴衣を着せられている自分と、背中でブツブツ言っている母が映った全身鏡が、コメントを読んだ瞬間に目の前に広がったのです。
私は、あの時のドキドキやワクワクをこんなに鮮やかに覚えている。
しかし母の、それまで私にかけた苦労や苛立ちは全く覚えていない。
私の中には「存在しない」ものになっている。
今、夫婦でああでもないこうでもないと必死に2歳児怪獣を育てながら生活をしている。
わたしが、夫が、人生で一番がんばって取り組んでいる毎日のいろいろな大変なことは、ちぱにとっては「存在しない」ことになるものなのか。
この記憶は、私だけのもの。もしくは、私と夫だけのものになる。
それって、すごい。
一生消えることのない夫婦だけの秘密の財産だし、
「存在しない」事になる全ての苦労がとてもバカバカしいし、
ちぱの未来は、
眩しいなぁ・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!
と、なんかいろんなことがね。溢れてきました。(相当滅入っていたんでしょうw)
今はオカーサンオカーサンと、彼女の世界は私でいっぱいだけど。
私が見えなくなる時は、声が届かなくなる日は、すぐなんだなぁ・・・・・・・。
と思うと、寂しさと同時に、今を味わう(楽しむ、とは書けないなー。楽しい時だけじゃないものねぇ)余裕が生まれました。すこしだけ。
本当に可愛い。
2歳のちぱ。
前だけを向いて生きていくんだぞ。
母ちゃんはヒーヒー言いながら、追いかけていくからね。
そんでちぱが彼氏と夏祭りに行ったら、夫と思い切り祝杯をあげるぞ!!!!!!!!
(と夫に言ったら「何言よるんか全然わからん。男と行かすわけねーやん。一生俺らと一緒に行くんぞあいつは。」と言ってました。ウザい父親だわ。)
さて。前置きが尋常じゃなく長くなりましたが。
以下インスタ再掲です〜
最近、私(母)の人格というか、パーソナルなところをがっつり理解しはじめています。
そうです、わたしゃ目が小さいいらすとれーたー。
料理の本を読んでもぜんぜんわかりません。つくれません。
よくわかってんねぇ〜〜・・・・感心感心。